東北大学大学院 文学研究科 美学・西洋美術史研究室

研究室だより

授業の様子を少々

2014/07/01

梅雨時期の仙台です。すっかり更新が滞り、大変失礼しました。

今回は3年生が中心となっている実習の一コマをご紹介します。

火曜日の3,4時間目の実習では、通史の授業に加えて美術館見学をしたり、平面や立体の作品を撮影する練習をすることもあります。

今日は写真部所属のNさんに講師をしてもらいつつ、一眼レフカメラでの撮影練習をしました。

 

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毎年講師をしてくれるNさん。今年はかわいい手書きのカメラガイドまで作成してくれました。

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こちらは夏に発掘調査を予定している4年生のBさん。

カメラの苦手な私と共に、聴講生として参加しました。

練習には、主に研究室のカラカラ帝の石膏像(季節の衣替えが注目されがちですが、これが本職)、芳賀先生が顧問をされている美術部からお借りした油彩作品を撮影します。

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皆さんコンデジが身近な世代ではありますが、普段オートで撮影することが多いためか、明るさやピントを合わせるのに一苦労。

美術館では、フラッシュなしで撮影するのが基本です。ガラス越しに撮るときには、反射に気を付けましょう。作品に対してカメラが平行になるように、角度を調整します。
今回の様に三脚を使うのも、細部まで美しい写真を撮るには重要なポイント。

彫刻などの立体作品では、作品のまわりをぐるりと回りながら自分の欲しい細部の写真を残すことも大事です。

それなりに意識して撮影しないと、スライドを作る時や論文を書くときに、「あーあの角度の写真が!」「あの細部が!」と悔しい思いをすることになります(経験談)。

撮影OKの常設展や屋外の彫像などで、普段から練習を重ねていきましょう!

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